■2006年11月13日(月)
身近な動物
|
 | さいたま市見沼区にはホンドタヌキ、ニホンイタチ、アライグマ等が生息しています。夜行性のタヌキ(狸)は日中、滅多に見かけることはありませんが殖えつつあるようです。 タヌキの糞場を観察してるとおおよその食性とタヌキ生息数がわかります。見沼区のタヌキは道路を横切り、林を渡り歩くため交通事故に遭い死亡するものもいます。 イタチは見沼田んぼで一年中見かけます。警戒心が強く人にはなつかないようですが機敏な姿で愛嬌を見せています。 最近、新たにアライグマによる農作物の被害が発生しています。野生化したアライグマは確実に繁殖しています。カラスの食い荒らしとアライグマの食害で農作物栽培者は困っています。 アズマモグラは一年中坑道掘りをしています。坑道は好物のミミズを捕らえる罠の役割をしています。今年捕らえたアズマモグラはわずか3頭ですが庭や畑の被害が極端に少なくなりました。 気温が10℃を割り込み野ネズミが家屋に戻ってくる季節になりました。囲炉裏が温かいのが灰に足跡がついているときがあります。 田んぼに散布される農薬の毒性成分減少によりカエル等の小動物が増えアオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ等も以前より多くなったようです。トカゲ、カナヘビ、ニホンヤモリなども普通に観察できるようになりました。 野鳥も四季にわたり斜面林、水辺に集う鳥たちが自然な状態で見られます。見沼自然公園の池でも時たま餌付けをしてる老人等を見かけますが、ほとんどの公園利用者は良識をもって野鳥に接しています。 カワセミは汚れた川や沼でも頻繁に見られ、他の野鳥同様、適応性十分で川岸に穴を掘り繁殖しています。また、カワセミは写真家の餌付け生け簀(す)をわたり飛びしています。 大型のアオサギやシラサギの仲間が加田屋川で採食しています。今のところカワウは3羽のみで高圧送電線の鉄塔を根城に生息してます。鵜呑みにする魚の大きさに限度があるようで捕らえたコイを飲み込めず四苦八苦しているのを目撃いたしました。 2006/12/08、カワウは11羽にふえていました。 (さいたま市緑区・見沼自然公園) | | |