四季彩

■2011年01月15日（土）　成木責め・小正月の行事

　　ニワトコとヌルデで作った木刀の「祝い棒」は成木責なりきぜめで果樹を叩き豊作予祝を願います。
ここ見沼くらしっく館では庭のカキノキ古木を呪文を唱えながら叩きました。
　　　♪なるかなんねいか、なんねと鉈でぶっ切るぞ！
　　　 ♪カキノキを切り申す。なるかならぬか、ならずは切り申す！
　　　　♪なるか、ならねえか、ならぬと八方こうずくぞ！　なると申します。　
祝い棒は地方によって「嫁叩き棒」「孕め棒」とも言われ、子どもたちが通りがかりの女性の尻を叩くと子宝に恵まれると言われています。
　　祝い棒は、クルミ（クルミ科クルミ属）、ミズキ（ミズキ科ミズキ属）、ニワトコ（スイカズラ科ニワトコ属）、ヌルデ（ウルシ科ヌルデ属）、ヤナギ（ヤナギ科ヤナギ属）の材で作りましたので、好みの祝い棒、孕はらめ棒でお試しください。　

（さいたま市見沼区片柳・見沼くらしっく館）

■2011年01月15日（土）　まゆ玉飾り・小正月の行事

　　農作物の安全と豊穣を願い繭玉まゆたまを作り神様に供えました。見沼くらしっく館のまゆ玉は上新粉に小麦粉を混ぜ、展示中に割れて落ちないように工夫して作りました。
　　ミズキの枝９本にまゆ玉１１４個を飾りました。

荒神様　　１本　　３６個以上　　歳神様　　一対　　各１２個
神棚　　　一対　　各９個　　　　床の間　　一対　　　各９個
恵比寿大黒様　１本　　９個　　　井戸神様　１本　　　９個　

　◎メモ
　上新粉1400g、小麦粉600g、食紅少々、熱湯1800gで紅白240個のまゆ玉ができました。
　大かまど蒸篭での蒸し時間は１０分です。

（さいたま市見沼区片柳・見沼くらしっく館）

■2011年01月15日（土）　粟穂稗穂（あぼへぼ）・小正月の行事

　　　粟穂稗穂あわぼひえぼ（あぼへぼ）は小正月に農作物の豊穣を祈願する予祝行事です。ここでの粟穂稗穂はマダケの先端を１５に割き、先端にニワトコの削り花を３本、蕾を１２本刺したものです。これを堆肥塚に挿しました。
　　神さまに飾る粟穂稗穂（あぼへぼ）は、割ったタケの長さ３０㎝、幅２㎝の先端を二つ割にし尖らせ、ニワトコの削り花と蕾を１本づつ刺し、まゆ玉と同じ本数を神様に供え、新年の五穀豊穣を祈願しました。　

（さいたま市見沼区片柳・見沼くらしっく館）

■2011年01月14日（金）　全面凍結

　　見沼自然公園の沼が全面凍結するのは４～５年に一度あるかないかです。人が乗って遊べるほど氷は厚くはないのですが、青空を映しいつもの沼とは思えないほど神秘的な色合いでした。

（さいたま市緑区南部領辻・見沼自然公園）

■2011年01月12日（水）　土蔵

　　見沼くらしっく館側から見た「坂東家」の土蔵です。左側のカキノキの枝を切り落としたので井戸小屋（館・やかた）と土蔵がよく見えるようになりました。多分、土蔵の中は150年分の宝物でいっぱいなような気がします。

（さいたま市見沼区片柳・見沼くらしっく館）

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