■2012年01月15日(日)
小正月の豊作予祝
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| 農作物の安全と豊穣を願い繭玉を作り各神様に供えました。まゆ玉は上新粉に小麦粉を混ぜ、展示中に割れ落ちないように工夫してあります。見沼くらしっく館でも昔は団子だけではなく、繭玉、農作物の形をしたものを作り小枝に飾っていました。小枝は身近な樹を利用し土地や家庭によって様々です。ミズキ、ヤナギ、ソロ、クワ、モミジ、ウメ、エゴノキ、クヌギ、ナラですが、常緑樹のカシ、ツゲ、ヒノキなども使われています。 このほかに小正月の行事として「削り花・削り掛け」を作り各神様に供えました。「粟穂稗穂・あぼへぼ」は堆肥上に立て五穀豊穣を祈願しました。小正月に作った木刀の「祝い棒」は成木責めでカキノキに実りを約束させたり、各種の豊作予祝が行われました。 (さいたま市見沼区片柳) | | |