初午(はつうま)のしもつかれを作り食しました。わが家のしもつかれの作り方は簡単でダイコン、ニンジンを鬼おろしで擂りおろし、塩鮭頭、油揚げを切り、炒大豆と共に加え煮えたら、最後に酒粕を入れて溶けたら出来上がりです。冷えきったしもつかれと蒸したての熱々赤飯を一緒に食べるのと、手打ちそばやうどんに冷たいしもつかれをぶっかけて食べるのが私流です。○下野(しもつけ)地方の「しもつかれ」の作り方
材料はダイコン、ニンジン、炒大豆、塩鮭頭、油揚げ、酒粕です。
好みで昆布、鮭肉、酢、醤油、味噌、塩、砂糖等を使う家もあります。
○しもつかれの呼び名
栃木県を中心に北関東一帯に伝わる稲荷信仰の郷土料理で、古くは平安期頃から食されていると言われています。読み名、作り方、材料もいろいろで、隣同士の家でも違うと言われてます。
すみつかれ、すみつかり、すみづかり、すむっかり、すむづかり、しもつかれ、しもつかれい、しみつかり、しみづかり、しみつかれ、しもづかり、つむじかり等です。
○わらづと(藁苞)の作り方
稲ワラをひとつかみ(100g)位を中程より下目を結わえ、穂先を表側にしながら上に持ち上げ、ほぐれないようにワラで結います。わらづとは2本一組となりますので、わらづと同士の穂先を結びます。2本一組のわらづとに赤飯としもつかれをそれぞれ入れお稲荷様に供えます。
○お稲荷様にはしめ縄を張り、紙幟(のぼり)に「正一位稲荷大明神」と筆書きしてたてます。
(さいたま市浦和区本太)